高島屋は2012年までに、全国18店舗のすべての売り場で、推計15万個弱のハロゲンランプをLED照明に切り替えるそうです。
4月から前面施行される改正省エネ法や、東京都が4月から導入するCO2排出規制に対応するとともに、コストの削減も狙うとのこと。
百貨店のCO2排出量のうち約4割が照明によるものらしいのですが、今回LEDに切り替えることで、電気代を約5分の1に圧縮し、冷房効率の向上でCO2排出を7%以上削減する計画なんだとか。
投資額は30億円前後の見込みですが、年間5億円強のコストを減らすことができる見通しとのこと。
不況の影響で小売は非常に厳しい状況が続いていますが、このようななか、6年で元が取れるとはいえ、30億円もの投資をするとはかなり思い切った取り組みだと思います。
最近大手メーカーがLEDを格安で販売しているため、電球型蛍光灯を飛び越えてLEDを導入する動きが増えていますが、4月から排出規制が始める東京都では、対象となる大規模事業所の導入が増えそうで楽しみです。