長崎県の五島列島で、電気自動車のレンタカー100台と高度道路交通システム(ITS)を組み合わせた「未来型ドライブ観光」の実証実験が、4月から実施されるそうです。
事業には100以上の企業・団体が参加。年度内に三菱自動車のi-MiEVを100台購入してレンタカー業者に貸与し、島内の約10カ所に急速充電器も設置するとのこと。
電気自動車にはITS対応端末を搭載し、目的地や観光スポットなどの案内のほか、帰りの船の出航時刻に合わせた行程の自動設計、レンタカー代や充電料金、土産物の購入代などの決済サービスも検討しているんだとか。
県はこれを機に五島を自然エネルギー基地にする考えだそうです。さらに、太陽光や風力による電気を電気自動車の蓄電池にためた上で、レンタカーの営業時間外の夜間などに家庭用電源として有効利用する実験も行いたいとのこと。
屋久島や西表島など、比較的小さな離島では走行距離が少なて済むため、電気自動車の導入が進められていますが、なかでも今回の取り組みは飛び抜けて規模が大きく、さらに先進的です。
ぜひ、自然エネルギー基地という構想を実現してほしいと思います。