福島県がCO2「排出権」販売を検討

 地球温暖化対策で福島県は、県内で削減されたCO2の排出量を「排出権」として企業に販売する取り組みを22年度に始める方針を固めました。
 県が検討する排出権販売の仕組みは環境省が平成20年に創設した「オフセット・クレジット(J−VER)制度」を活用する方針。

 木質ペレットを燃やすペレットストーブ使用による排出削減量を対象とし、販売収益は森林整備などの資金とする考え。これをモデルとして民間に排出権販売を拡大させるため、説明会や企業のニーズ調査も検討しているとのこと。

 環境省が創設した排出権販売の仕組み「J-VER」の活用を検討していく方針で、県内のペレットストーブの使用実績を基にCO2排出削減量をまとめ、国の認証機関が発行する「クレジット」を企業に購入してもらう構想です。

 木質ペレットは木くずなどで作られ、燃やした際に発生するCO2は樹木に取り込まれることから、炭素の循環が成り立つという考え方があります。灯油などの化石燃料を使用した場合と比べ、CO2排出を抑制するとされています。

 ペレット燃料の主な原料は間伐材です。今まではこの間伐材の再利用が難しく、廃棄、またはお金をかけて燃やすしかありませんでした。
ですが、ペレット燃料の普及によって資源の有効活用・CO2削減に大きな効果が期待できるようになりました。日本の森林の手入れをしながら生産することができる為、地元の山で生産されたペレットを地元で消費することができ、ムダな輸送費・CO2の削減にもなります。
 近い将来、家庭内の暖房器具はエアコンに変わって、ペレットストーブが取り入れられてるかもしれないですね。


環境ブログランキングに参加しています。よろしければクリックご協力お願いします。

環境ブログへ

 


トラックバックURL: http://eicnet.sakura.ne.jp/mt5/mt-tb.cgi/663

このブログ記事について

このページは、green plusが2010年1月18日 21:11に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「ビックカメラとYKKAPが省エネ効果高い窓の販売で連携」です。

次のブログ記事は「長崎県五島で電気自動車100台を導入した実証実験」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

環境ブログ

環境ブログランキングに参加しています。よろしければクリックご協力お願いします。


Creative Commons License
このブログはクリエイティブ・コモンズでライセンスされています。