日本エネルギー経済研究所は12月25日、「短期エネルギー需給見通し」を公表しました。
2009年度は世界的な景気悪化でエネルギー消費、CO2排出が減少しましたが、2010年度は景気の緩やかな回復により、国内のエネルギー消費は前年度比1.9%増、CO2排出も2.6%増えるとしています。
産業部門は生産の増加によって4.5%増、運輸部門は燃費効率やy扶桑効率の改善などから2.0%減、家庭などの民生部門は1.0%増となる見通しで、社会全体のエネルギー消費、CO2排出も増えるとのこと。
ただし、これらは新政権が掲げている地球温暖化対策税や再生可能エネルギーによる電力の全量買取制度などの環境政策は織り込まれていません。それらの実施により、CO2排出量は試算よりも大幅に減る可能性もあることには注意が必要です。