2010年度のCO2排出量は景気回復により2.6%増との予測

 日本エネルギー経済研究所は12月25日、「短期エネルギー需給見通し」を公表しました。

 2009年度は世界的な景気悪化でエネルギー消費、CO2排出が減少しましたが、2010年度は景気の緩やかな回復により、国内のエネルギー消費は前年度比1.9%増、CO2排出も2.6%増えるとしています。
 産業部門は生産の増加によって4.5%増、運輸部門は燃費効率やy扶桑効率の改善などから2.0%減、家庭などの民生部門は1.0%増となる見通しで、社会全体のエネルギー消費、CO2排出も増えるとのこと。

 ただし、これらは新政権が掲げている地球温暖化対策税や再生可能エネルギーによる電力の全量買取制度などの環境政策は織り込まれていません。それらの実施により、CO2排出量は試算よりも大幅に減る可能性もあることには注意が必要です。

 

環境ブログランキングに参加しています。よろしければクリックご協力お願いします。

トラックバックURL: http://eicnet.sakura.ne.jp/mt5/mt-tb.cgi/638

このブログ記事について

このページは、ミヤギコウシロウが2010年1月 2日 23:37に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「環境税と排出量取引制度は賛成派が反対派を上回る結果に 環境省の調査」です。

次のブログ記事は「ミサワホームが太陽光発電付き住宅の排出枠を個人から取得」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

環境ブログ

環境ブログランキングに参加しています。よろしければクリックご協力お願いします。


Creative Commons License
このブログはクリエイティブ・コモンズでライセンスされています。