間伐材で 「ままごと玩具」 山梨県内4社が連携、開発

 総合商社のティーエムディベロップメント(笛吹市石和町唐柏、新家正彦代表)は県内の企業3社と連携して、間伐材を活用した、ままごと用玩具を開発しているそうです。
 食の大切さが学べる遊び方や歌など食育プログラムを合わせて研究。子どもの目線に立った商品開発と化学接着剤などを使わない高い安全性をPRし、県産材の新たな需要を開拓していくとのこと。

  県内の森林資源と、安価な海外製品に押されて受注が低迷している木材加工業者の技術を活用しようと企画。南部町産の間伐材(スギ、ヒノキ)を使い、これまでに調理台や冷蔵庫、電子レンジなどのキッチン道具をミニサイズで模した約20アイテムを開発。天然木の温かみのあるデザインに仕上げました。対象年齢は 2~6歳。価格は7千円台から2万4千円台に設定するそうです。

 県産材の仕入れや企画、販売は同社が担当。筒井建設(笛吹市)が製作監修、コンサルティング業のHIサービス(同市)がデザイン、家具製造業のウッド・ヤマキ(増穂町)が製作を請け負います。

 全国商工会連合会の補助事業に採択され、補助金500万円を活用します。幼稚園児の保護者を対象にしたアンケート結果や、専門家を招いての研修会を商品作りに反映させているそうです。
 食育事業に取り組んでいるスポーツ栄養士こばたてるみさんを招いた勉強会も開き、食育につながる、おもちゃの遊び方を研究しています。

 1月には、ドイツの玩具メーカーを視察して安全性に配慮した製品作りを学び、2月に東京ビッグサイトで開かれるギフトショーで発表するとのこと。全国の小売店などで販売する計画です。

 
子どもたちに間伐材で作った玩具に触れてもらい、それを通して自然を感じてもらうという、素敵な取り組みだと思います。新家代表は「安全に遊べて、食の大切さも学べるおもちゃを提案していきたい」と話しているそうで、間伐材の新たな活用ジャンルとしても需要が広まればいいなと思います。


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このページは、green plusが2010年1月22日 16:28に書いたブログ記事です。

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