「温暖化対策進めば多くの命救える」 心臓病など10%以上減少

 地球温暖化対策に伴う大気汚染の減少などの副次的効果で、心臓病の患者が10%から25%減るなど多数の命が救えるとの研究結果を、世界保健機関(WHO)などの支援を受けた国際研究グループがまとめました。成果は英医学誌ランセット(電子版)に掲載されました。
 研究グループは「保健分野での利益は非常に大きく、対策に伴う費用の一部を相殺できる」と指摘しました。12月、デンマークでの国連気候変動枠組み条約の第15回締約国会議(COP15)では、こうした点も考慮した交渉を進めるよう訴えているそうです。

 グループは、世界全体で2050年の温室効果ガス排出量を1990年比で半減させることを目指して各国が対策をとった場合、30年に人の健康にどのような影響があるかを試算しました。

 温暖化対策を進めると車の利用が減り、自転車などの利用が増えるため、大気汚染が減る上に肥満人口も減少します。ロンドンでは心臓病の患者が10%から20%、乳 がんも12%から3%減少するそうです。インドのデリーでも心臓病が10%から25%減るほか、糖尿病患者や交通事故による死亡も減少します。

 また、石炭火力発電が風力発電や太陽光発電に置き換わることで大気汚染が減り、中国では100万人当たり年5000人の命が救えるほか、インドでは1500人の命が救えるとしています。
【ワシントン 共同】

 私たちは地球の多大なる恵みを受け、今日まで生活してきました。
地球温暖化問題が、私たちの住む環境、ひいては命に繋がる問題だとゆう事をもっと密接に感じて欲しいと思います。
 周りの人を大切に思う気持ちが、地球を大切にする事につながりますね。


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このページは、green plusが2009年12月 1日 16:51に書いたブログ記事です。

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