COP15速報 韓国、先進国と途上国との架け橋へ

COP152.jpg 絶対的削減コミットメントをとる最初の新興経済国として、韓国は、コペンハーゲンで重要な役割を果たすことを望んでいます。
バン・ギムン国連総長が要求した通り、韓国はコペンハーゲンで重要な役割を果たす準備ができているとのこと。
また、2012年に開催される気候変動の国連会議(COP18)開催の意思を示しているそうです。
 コリアンタイムズによると、イ・ミョンバク韓国大統領は「私には言葉ではなく、行動で、グローバルな問題・気候変動に立ち向かう準備ができている。」と国連総長の要求に対して返答しました。

 韓国は、2020年までに2005年比で地球温暖化ガスの排出を4%削減すると発表しました。
これにより韓国は、単純にシナリオと比較した削減コミットメントではなく、絶対的削減コミットメントを帯びる最初の新興経済国に該当します。

 韓国タイムズによると、「私たちのグリーン成長ビジョンが、これからグローバルな戦いに参戦する他国のための道標となることを願っています」と、イ・ミョンバク韓国大統領は言いました。
大統領は、木曜日にコペンハーゲンサミットでスピーチを予定しています。また、スピーチではCOP18を誘致するという意思を示すものとみられています。(COP16とCOP17はメキシコと南アフリカでそれぞれ開催予定) 【UNFCC 和訳:Green-Plus黒谷】

 アジア圏で、環境問題に対してのイニシアチブを取ろうとする韓国が、2020年までに2005年比での4%削減を示しました。韓国を新興国と定義するのかという疑問は残りますが、COPのような国際的に重要な場所でのコミットメントということを考えると、これは評価すべきことでしょう。これにより諸国など、他のアジア圏新興国にも前向きな試みが生まれればいいですね。


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このページは、green plusが2009年12月16日 21:04に書いたブログ記事です。

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