米地質調査所、CO2貯留に関する調査結果を発表

 米内務省傘下の米地質調査所(USGS)はこのほど、米国本土48州では現在、730億トンのCO2が土壌に、170億トンのCO2が森林に貯留されているとの調査結果を発表しました。
  これは今日の米国が化石燃料の燃焼によって排出したCO2排出量の50年分に相当し、既存の貯留場所を保全することの大切さが改めて証明された形です。

  また、本土48州の農業用地で仮に植林が行われた場合、米国が化石燃料の燃焼によって排出するCO2排出量、2年から4年分に相当する30から70億トンのCO2貯留が可能になるとの調査結果も発表されました。
CO2排出量の増加に伴い、米国の土壌や森林のCO2貯留量は、もはや満タン状態で、年間約5億トンを吸収しているのみだといいます。地球規模でのCO2貯留容量の拡大が課題となっています。

 森林は地球上で唯一CO2を吸収する、生きるもの全ての生命維持に必要不可欠なものです。これからの環境社会作りに世界中で持続可能な森林経営を行っていくことが強く求められていると思います。


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このページは、green plusが2009年12月24日 17:08に書いたブログ記事です。

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