凸版印刷は、グループ会社トッパンパッケージングサービスの主力工場である袖ヶ浦ビバレッジ工場(千葉県袖ケ浦市)と、本社オフィスビル群(東京都千代田区)を対象に、カーボンオフセットを活用して工場とオフィスのCO2排出量を相殺する取り組みを試験的に始めるそうです。
2009年のCO2排出の推計量は袖ヶ浦ビバレッジ工場が約4600t、本社地区オフィスビル群は約3000t。京都議定書のCDM(クリーン開発メカニズム)の排出枠(CER)を約7600t分購入するとのこと。

凸版印刷は、今回の試験的なカーボンオフセットの取り組みでノウハウを取得し、今後の省エネや温室効果ガス排出の抑制策に活用する考えです。
さらに、環境に配慮した企業イメージの一層の浸透を目指してカートカンなど環境配慮型の新製品やサービスの開発・提供を進めていくそうです。
環境への配慮と経済成長を両立した持続可能な環境社会作りに貢献してくれる企業が増えていくことが、温室効果ガス排出の抑制策となり、更なる温暖化防止の歯止めになってくれるのではと思います。
