ノルウェーのストルテンベルグ首相は、温室効果ガス排出の差し引きを世界で初めて「ゼロ以下」にする計画を進めることを明らかにしたそうです。
途上国の温暖化ガス排出削減への支援を拡大し、それを自国の排出量削減に充当する制度を通じて今後20年以内の達成を目指すとのこと。
同国は2020年までに温室効果ガスの排出量を1990年比で40%削減する目標を掲げ、さらに2030年までには差し引きゼロとするカーボンニュートラルを実現する方針なんだとか。今回はここからさらに踏み込み、ゼロ以下にする「カーボンマイナス」の実現を目指すというのですからすごいです。
EUは1990年比で20-30%、日本は同25%ですが、COP15では途上国側からさらなる削減を求められています。このような意欲的な目標は他国にも大きな影響を与えると思います。今後先進諸国がどうでるか注目ですね。