中国政府は26日、2020年までに国内総生産(GDP)1単位当たりのCO2排出量を05年比で40%から45%削減する目標設定を決めました。
中国がCO2削減で数値目標を打ち出すのは事実上初めてです。12月のコペンハーゲンで開かれる国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)には
温家宝首相が出席することも発表されました。
中国は、世界最大のCO2排出国ですが、途上国の位置付けで削減義務はありません。国際社会の批判に対し、COP15に向け目標を示すことで積極姿勢をアピール。同時に、先進国に大幅な排出削減や途上国への対策資金・技術援助の具体化を迫るものとみられます。
中国政府は削減目標について、「拘束力ある指標」として中長期の経済計画に織り込み、達成状況を測定、報告、検証して、「相応の制度」を定めると表明。米国などの要請に配慮をみせました。
ただ目標は、経済規模の変化を反映できるGDPに応じた削減となっています。高成長が続けば、排出量が増える計算になります。さらに、「国情に基づく自主行動であり、地球温暖化に対する中国の努力」として、国内目標と位置付けました。このため、先進国からは国際公約化を求める声が上がりそうです。

中国は、世界最大のCO2排出国ですが、途上国の位置付けで削減義務はありません。国際社会の批判に対し、COP15に向け目標を示すことで積極姿勢をアピール。同時に、先進国に大幅な排出削減や途上国への対策資金・技術援助の具体化を迫るものとみられます。
中国政府は削減目標について、「拘束力ある指標」として中長期の経済計画に織り込み、達成状況を測定、報告、検証して、「相応の制度」を定めると表明。米国などの要請に配慮をみせました。
ただ目標は、経済規模の変化を反映できるGDPに応じた削減となっています。高成長が続けば、排出量が増える計算になります。さらに、「国情に基づく自主行動であり、地球温暖化に対する中国の努力」として、国内目標と位置付けました。このため、先進国からは国際公約化を求める声が上がりそうです。
