大ガスが国内で初めてバイオガスを直接供給

 大阪ガスと神戸市、神鋼環境ソリューションは19日、下水汚泥から発生するバイオガスを、都市ガスと同等の水準まで精製し、ガス導管に直接供給する国内初の実証事業に、来年度から取り組むと発表しました。

 これにより年間で約2000戸分に相当する80万立方メートルのガスが供給でき、約1200トンのCO2削減につながるそうです。

 バイオガスの主成分であるメタンは、温室効果がCO2の21倍と言われており、地球温暖化への寄与度がCO2に次いで2番目に多い温室効果ガスです。しかも、その発生源は、廃棄物の処分場、湿地や水田、家畜など、比較的抑制が難しいところが多いです。
 しかし、都市ガスの主成分であるため、今回のように高度に精製すれば、都市ガスに混ぜられるんですね。メタンの有効利用は温暖化の問題と資源の問題を同時に改善できるすばらしい取り組みだと思うので、ぜひ全国でやってほしいと思います。

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このページは、ミヤギコウシロウが2009年10月22日 23:59に書いたブログ記事です。

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