日本製紙は19日、静岡県や地元の企業、森林所有者らとの間で、未利用木材の紙資源への活用を進め、間伐を促進する協定を結んだと発表しました。
間伐が行われなかったり、行われても、伐採された木材が林内に放置されている現状を改善するため、紙を使用する企業が「間伐に寄与する紙」を購入することで間伐に係る費用を負担。間伐を促進する新たなしくみ「ふじのくに森の町内会」を、日本製紙と静岡県で構築したそうです。
具体的には、日本製紙の富士工場で生産した紙製品を、間伐促進費を上乗せした価格で地元企業に販売。価格の上乗せ分は地元の森林の間伐費用に回し、間伐材は日本製紙が買い取るとのこと。
佐賀市でも、九州の間伐材を原料とし、収益の一部で間伐を支援するコピー用紙が導入されていますが、それと似た取り組みのようです。
木材をいきなりコピー用紙にしてしまうのはもったいない気がしますが、間伐されなかったり、されても放置されているよりはずっといいと思います。また、間伐は林業の活性化や温暖化防止など、さまざまないいことがあるので、ぜひ全国でやってほしいです。