英小売最大手テスコは、2050年までに自社のCO2排出量をゼロにすると宣言したそうです。
この実現のため、2020年までに自社のサプライチェーン全体におけるCO2排出量を30%削減する目標に掲げるとともに、消費者向けに廃棄物の削減を狙った新キャンペーン始めるとのこと。
さらに、家庭における省エネや再生可能エネルギーの活用に関するソリューションを提供するサービスを始めるんだとか。
テスコは、消費者が低炭素社会への転換の一翼を担うべきだとし、消費者に対する啓発活動を実施するとともに、環境に配慮した自社の事例を発展途上国にも広げたい考えだそうです。
英国では2007年に大手スーパーのマークス・アンド・スペンサーが、2012年までに企業全体でCO2ゼロを実現するなどという目標を掲げて取り組んでいましたが、その後業績が悪化しており、状況はわかりません。
そのような中で、ライバルよりもずっと見劣りする2050年という目標を掲げるとは、不況による環境対策の後退なのか、気になるところです。