播州織の繊維ゴミからバイオエタノール

 兵庫県立の「繊維工業技術支援センター」などが、北播磨の特産品「播州織」の製造過程で出る糸くずなどの繊維ゴミから、バイオエタノールを製造する実証実験を年度内に開始するそうです。

 現在、播州織の産地全体で年間約1200トンの繊維ゴミが発生しており、処理に相当の手間やコストがかかっているとのこと。しかし、原料のほとんどは綿のため、バイオエタノールとして再利する道を探るべく、専門家や民間企業などと共に研究会を設立したんだとか。
 試算では、産地が1年に排出する繊維ゴミの半分の600トンから、30万リットルのバイオエタノールが製造できるそうです。

 これほどの資源がこれまで手間とコストをかけて処分されていたなんてもったいないですね。これから国産のバイオエタノールの需要が高くなるのは目に見えているので、ぜひすべての産地ですぐにでも検討してほしいと思います。

 

環境ブログランキングに参加しています。よろしければクリックご協力お願いします。

トラックバックURL: http://eicnet.sakura.ne.jp/mt5/mt-tb.cgi/506

このブログ記事について

このページは、ミヤギコウシロウが2009年10月 8日 23:22に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「三洋が充電回数1.5倍の新「エネループ」を発売へ」です。

次のブログ記事は「JR東日本、蓄電池搭載のエコ電車誕生 CO2削減 」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

環境ブログ

環境ブログランキングに参加しています。よろしければクリックご協力お願いします。


Creative Commons License
このブログはクリエイティブ・コモンズでライセンスされています。