環境省は、ガソリンにバイオエタノールを3%混ぜた「E3」の全島化に向け、2010年2月までに宮古島市下地で大規模なバイオエタノール生産設備を完成させるそうです。
同月中旬から試運転を開始し、同4月にも本格稼働。バイオエタノールの生産能力を1日2トン前後へ倍増し、将来は全島化に必要な1日4トン前後を製造できるよう整備するとのこと。
同設備の建設は環境省の「エコ燃料実用化地域システム実証事業」の一環。生産したバイオエタノールは、E3製造設備でガソリンに混合し、E3を製造するんだとか。
これにより、現在公用車280台、JA社有車50台、企業契約車両60台など計約450台の、E3による実車走行車両を、年度内で1000台以上に増やす予定だそうです。
2004年から行っているこの取り組みは、石油連盟からの協力が得られないためになかなか進んでいませんでしたが、少しずつは動いているようです。
宮古島では年間30万トンのサトウキビを生産しているそうなので、ぜひ将来的には可能な限りバイオエタノールの割合を増やしていってほしいと思います。