新日本石油と京セラは、次世代型の家庭用燃料電池を2011年度に市場投入するそうです。
両者が共同開発していた固体酸化物形(SOFC)で、出力は一般家庭の電力の約6割をまかなえる1キロワット級。
価格は現行機種の320万円から120万円へ、サイズは半分程度への小型化を実現できるため、戸建てだけでなく、マンションなどでの需要などが見込まれるんだとか。
燃料電池は、触媒として使われる白金が高いために価格が下げられず、白金に代わる触媒や、白金の量を劇的に少なくできる技術の実用化が不可欠とされていました。しかし、SOFCは白金を使わないため、これほどの劇的な低価格を実現できるということでしょう。
現在、白金を使わない触媒についても開発が進んでいるので、もしかしたら数年のうちに本格的な普及が始まるかもしれません。