
山口県教委は、国の交付金を活用して、環境教育に力を入れている県立高12校と総合支援学校4校に太陽光システムを設置するそうです。発電量やCO2削減量が分かるモニターも付け、原理や仕組みを学ぶことを通じ、環境への理解を深めるのが目的とか。
教育政策課によると、設置候補は岩国総合(岩国市)や南陽工(周南市)、田布施農(田布施町)など県立専門高12校と、田布施総合支援学校(同町)など産業科を置く総合支援学校4校。環境教育への取り組みや学科、地域バランスなどを考慮して選定したそうです。
【写真説明】小郡中が理科室前に設置した発電量やCO2削減量が分かるパネル。県立校へもほぼ同様の機器を設置するそうです。各校とも発電出力は15キロワット。約110平方メートルの太陽光発電パネルを駐車場や駐輪場の上に整備します。1校当たり年間1万6500キロワット時の発電量を見込み、約9トンのCO2削減効果があるといいます。
候補校も設置に期待感を示しています。環境科学の科目がある岩国総合の伴浩一校長は「生徒の省エネ意識を喚起するのに活用したい」。南陽工の村中一雄校長は「これまでの環境教育が評価された。新しい取り組みができる」と期待しています。
15キロワットというと、一般家庭用の約3倍強、しかも家庭とは違って値段の高い夜間電力を使用することが少ない学校施設なので、来年からの余剰電力買い取り(フィードインタリフ)制度が始まったら、更に効果が見えてくると思います。
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