フランスのエコロジー・エネルギー・持続可能な開発国土整備省はこのほど、2006年に導入されたエネルギー効率化証書制度により、600億キロワットアワー以上の省エネを実現したと発表しました。
エネルギー効率化証書制度は、排出量取引制度と似たしくみで、政府によって定められた省エネ目標に基づき、エネルギーを供給する企業に省エネ目標を課し、その目標よりも上回ってしまった企業は、足りない分を目標よりも下回った企業から買うことができるしくみです。
600億キロワットアワーは、パリの住民の電力消費量18年分に相当するらしいのですが、2006年に導入してこんなに削減できるなんてすごいですね。これまでは削減の余地が多かったということもあるのかもしれませんが、2009年からはさらに目標を引き上げるとのことなので、その真価がいかなるものか、注目したいです。