世界のCO2排出量、30年までに新政策なければ約40%増

 温室効果ガスを強制的に削減できなければ、世界のCO2排出量は2030年までに約40%増加するとの見通しを、米エネルギー情報局 (EIA)が28日までに発表しました。

 AP通信によると、EIAは国際経済が今後回復、拡張するのに伴い、世界のエネルギー消費が向こう20年間で44%増加すると予想しています。
 水力、風力、太陽光などの再生可能エネルギーの利用が高まり、バイオ燃料、オイルサンド(油砂)、石炭液 化油などの代替燃料の利用も伸びると考えられるようですが、エネルギー需要が全体的に高まれば、石油や石炭を中心とする化石燃料への依存も続きます。

この結果、CO2の排出量は増え続け、30年までには39%増加すると予想されています。


 EIAによると、新たな規制や国際合意がない限り、世界のCO2排出量は06年の290億トンから15年には330億トン、30年までには400億トンに増加するとのこと。

 連邦議会では、GHG排出量を20年までに17%、50年までに約80%削減する法案が検討されているほか、オバマ大統領も強制的なGHG削減を呼びかけています。また、12月には削減協定作成のための国際会議が開かれる予定だそうです。

京都議定書を批准しなかったアメリカも、このグリーンニューディールでエネルギー関係で
国際的にリーダーシップを本気でねらっているのでしょう。ずいぶん国際協調的になったと思います。

トラックバックURL: http://eicnet.sakura.ne.jp/mt5/mt-tb.cgi/359

このブログ記事について

このページは、green plusが2009年5月29日 20:37に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「エプソン販売とキヤノンMJが環境負荷の低減をめざした共同配送を開始」です。

次のブログ記事は「横浜市が太陽光パネルを市立小中学校200校に設置へ」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

環境ブログ

環境ブログランキングに参加しています。よろしければクリックご協力お願いします。


Creative Commons License
このブログはクリエイティブ・コモンズでライセンスされています。