島サミット閉幕 日本500億円の支援表明

simaSummit.jpg 日本と南太平洋の16カ国・地域が集う第5回日本・太平洋諸島フォーラム首脳会議(太平洋・島サミット)が22日23日の2日間の日程で開かれました。(画像は北海道新聞より)

 今回の島サミットで麻生首相は、南太平洋の各国・地域に対し、3年間に総額5百億円の支援を行うことを表明。参加各国・地域は「太平洋環境共同体」として連携強化を目指すことなどを盛り込んだ首脳宣言「北海道アイランダーズ宣言」を採択しました。


 閉会後、麻生首相は記者会見し「日本の支援は、太平洋の島国を重視し国づくり人づくりに貢献したいとの気持ちを表すもの」と強調。共同議長のニウエ のタランギ首相は、太平洋の島国が地球温暖化で国土水没の危機にひんしていることに触れ「今行動しなければならない。島国だけでなく地球の生き残りがか かっている」と訴えました。

 首脳宣言では、日本と南太平洋の各国・地域が「対等なパートナー」として地球温暖化対策などの課題に取り組むことを明記。保健衛生や教育分野で二千人の人材育成を日本が支援することや、日本と島国側が協力して水産資源の保全・管理を進めることなども盛り込んだそうです。

 島国のインフラ整備のための資金・技術協力や、自然災害に対する保険システムの研究、日本との間で千人超の青少年交流を行うなどの行動計画もまとめました。

 中国との覇権争いがメインで、お金を出して存在感を買う、ということもきかれますが、日本の技術や知識が、水没の危機に瀕している太平洋の島国に役に立つといいですね。

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このページは、green plusが2009年5月25日 18:07に書いたブログ記事です。

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