07年度、温室効果ガス13億7400万トン排出

環境省は30日、07年度の国内の温室効果ガス排出量(確定値)がCO2換算で13億7400万トンだったと発表しました。京都議定書の 基準年(90年度)を9%上回り、基準年以降で最悪の数字となりました。
同省によると、温室効果ガスのうちCO2排出量は13億400万トン(前年度比2.6%増)。新潟県中越沖地震以降、東京電力柏崎刈羽原発の運転 停止や、渇水による水力発電量の減少などで、CO2排出量の多い火力発電電力量が大幅に増えたことが原因ということです。

また京都議定書に基づく吸収源活動の排出・吸収量を算定した結果、07年度は約4,070万トン(うち森林4,000万トン、都市緑化等70万トン)の吸収となったそうです。これは、基準年総排出量の約3.2%に相当します。

いくつかの項目については、排出量の推計方法 を見直したこともありますが、毎年で推計方法が変化するのはデータ比較ができないので、これまでの数値と、新基準の数値の二通りの発表があったらよかったと思います。

森林による吸収は3.8%を目標にしていますが、3.2%にとどまり、現状の林野庁の予算では、到底至らない数値に思えます。 【環境省】

トラックバックURL: http://eicnet.sakura.ne.jp/mt5/mt-tb.cgi/318

このブログ記事について

このページは、green plusが2009年5月 1日 22:23に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「家庭用燃料電池の普及へ向けてガス各社が割引制度」です。

次のブログ記事は「住友林業が植林事業で住宅建築時のCO2を相殺」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

環境ブログ

環境ブログランキングに参加しています。よろしければクリックご協力お願いします。


Creative Commons License
このブログはクリエイティブ・コモンズでライセンスされています。