ヤマト 植物系固形のり販売開始

文具メーカーのヤマトは植物由来の原料を使った固形のりの販売を始めた。

従来の石油系原料に比べての排出量を抑制できるのが特徴。タイの工場に生産設備を導入。

原材料費は高くなるが、価格は従来品と同程度に抑え、景気悪化で市場が縮小するなか、環境意識の高い新規顧客の獲得で売り上げ拡大を目指しているそうです。


 新たに発表したのは「リブレ・ナチュラル」。
原材料にタピオカからなどから採れるでんぷんから抽出した多糖類を採用。

石油系、植物系とも生産工程でCO2が発生するが、植物系は成長過程でCO2を吸収するため、CO2の排出量を抑制できるという。植物由来の原料を使った原料のりは珍しい。

 石油系原料の固形のりと比べると原材料費は1割高いが、希望小売価格は262円
で従来品と変わらない。接着力は石油系とほぼ同じだそうだ。

 今回タイ工場に数億円と投じて、最新の反応釜や充電器などを導入したとのこと。
初年度の生産能力は120万個で、将来的には増産も検討しているそうだ。

 ヤマトの文具部門の売り上げは官公庁などの法人需要が大半を占めているが、景気悪化でまとまった受注は減ってきてるらしい。
ただ、主要顧問の官公庁は2001年に試行されたグリーン購入法などをきっかけに環境に優しい製品を購入する傾向が強まっているため、環境配慮型商品の需要はあるとみているそうです。

原材料から見直した新たな商品が普及されてきていますね。他のメーカーさんも後押しされて、ますます広がることを期待したいです。

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このページは、green plusが2009年4月10日 17:55に書いたブログ記事です。

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