地球温暖化対策の有力な手段として期待される風力発電の普及に、思わぬ壁が立ちはだかろうとしている。
施設の近隣に暮らす住民などが、頭痛やめまいなど体調不良を訴えるケースが報告され、立地の選定などにも影響を与えつつあるのだ。
施設の近隣に暮らす住民などが、頭痛やめまいなど体調不良を訴えるケースが報告され、立地の選定などにも影響を与えつつあるのだ。
体調不良の原因は医学的にはっきりしないが、風車が人に聞き取れない低周波音を発し、それが影響しているとの指摘もある。
低周波音による"健康影響"は欧州などで報告され、日本でも市民団体などから対策を求める声が上がっている。
環境省は、風力発電施設の建設を環境影響評価(アセスメント)の対象にするかなどの検討を始めた。
同省によると、低周波音そのものを規制する基準や指針は欧米諸国にもない。
ただ日本では、住宅地の近くに建設する例が想定され、風車の倒壊などに備えた安全対策と併せて検討対象になる可能性があるとのこと。
低周波音による"健康影響"は欧州などで報告され、日本でも市民団体などから対策を求める声が上がっている。
環境省は、風力発電施設の建設を環境影響評価(アセスメント)の対象にするかなどの検討を始めた。
同省によると、低周波音そのものを規制する基準や指針は欧米諸国にもない。
ただ日本では、住宅地の近くに建設する例が想定され、風車の倒壊などに備えた安全対策と併せて検討対象になる可能性があるとのこと。