和歌山県と県森林組合連合会は、スギやヒノキの間伐材を粉状に加工した「木質パウダー燃料」を、温泉施設で使う国内初の事業を、2009年度から始めるそうです。
パウダー燃料は、空気を吹き付けながら燃やすと燃焼効率が良く、灰がほとんど出ないのが特徴。また、「木質ペレット」に比べ、製造コストも安いとのこと。
県によると、連合会が年間約1700立方メートルの間伐材を集め、1000分の1ミリの細かい粉に加工。当面は、同県日高川町の温泉施設に売るんだとか。
これにより、これまで重油や灯油を使っていた日高川町の温泉施設では、CO2排出量を年間約400トン削減できる見通しだそうです。
コストとCO2を削減できて、さらに林業の活性化につながるなんてとてもいい取り組みですね。ぜひ全国に広まってほしいと思います。