6月までに温室ガス削減目標 麻生首相が表明 ダボス会議で

麻生首相は31日、スイスのダボスで開かれている世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で講演を行い、2020年ごろまでの温室効果ガス削減の中期目標に関して、科学的な分析に基づき、実行可能な対策を6月までに発表する考えを示しました。

 日本ではこれまで、斉藤環境相が90年比で「少なくとも25%以上でないといけない」との考えを明らかにしていましたが、政府としては中期目標を明確にしていませんでした。

 1月31日の毎日新聞の記事によると、斉藤環境相は30日に、ダボス会議で「(先進国全体で90年比)25?40%削減とのシナリオに各国は責任を分担すべきで、日本はその用意がある」と表明することを明らかにしたとのこと。

 なお、国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、「先進国は20年までに25?40%の削減が必要」としています。

 演説では、「科学的な分析に基づき実行可能な対策」とありましたが、上記を鑑みると、25-40%という幅の中で最低の25%になりそうな気がします。

 ちなみに、麻生首相の演説の全文は毎日新聞が掲載しているので、興味がある方はぜひご覧ください。

トラックバックURL: http://eicnet.sakura.ne.jp/mt5/mt-tb.cgi/208

このブログ記事について

このページは、ミヤギコウシロウが2009年2月 1日 00:22に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「愛媛銀行、農業向け省エネ支援 融資や販路開拓も」です。

次のブログ記事は「鉄道・船の燃料にポテト廃油を再利用 米ディズニーランド」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

環境ブログ

環境ブログランキングに参加しています。よろしければクリックご協力お願いします。


Creative Commons License
このブログはクリエイティブ・コモンズでライセンスされています。