東京大学生産技術研究所の須田義大教授らは駅から数キロ程度の交通手段として、バスの10分の1以下のエネルギーで動く省エネ交通システム(通称エコライド)を試作、14日報道陣に公開した。
ジェットコースターをヒントに高低差の位置エネルギーを利用して走る。4年後をメドに実用化する考え。
全長約100メートルで高低差が約3メートル、最大下りこう配8度のレール状の試験コースを、東大生産技術研究所千葉実験所(千葉市)に敷設し、動力源のない箱型の乗り物を時速20--30キロメートルで走らせた。ジェットコースターメーカーの泉陽興業(大阪市)が協力した。コースを上るときにはレールについたモーターとワイヤを使うが、下るときは動力がいらない。試算では、輸送に必要なエネルギーはバスなどの10分の1以下ですみ、建設コストは距離1キロ当たり20億--30億円とモノレールの5分の1程度という。 【日本経済新聞】
全長約100メートルで高低差が約3メートル、最大下りこう配8度のレール状の試験コースを、東大生産技術研究所千葉実験所(千葉市)に敷設し、動力源のない箱型の乗り物を時速20--30キロメートルで走らせた。ジェットコースターメーカーの泉陽興業(大阪市)が協力した。コースを上るときにはレールについたモーターとワイヤを使うが、下るときは動力がいらない。試算では、輸送に必要なエネルギーはバスなどの10分の1以下ですみ、建設コストは距離1キロ当たり20億--30億円とモノレールの5分の1程度という。 【日本経済新聞】