C40気候変動東京会議に参加してきました

c401-thumb-200x263.jpgロンドン市長の提案により、2005年に創設された、世界の大都市が連携して温室効果ガスの削減に取り組むためのネットワーク「世界大都市気候先導グループ」(The Large Cities Climate Leadership Group:C40)の東京大会が開催され、この基調講演とシンポジウムに参加してきました。

c402-thumb-200x150.jpgニューヨーク、パリ、ヨハネスブルクなど40都市から役人など約100人が参加したとのこと。
石原慎太郎都知事は開会にあたり「自分たちの子孫のために今、私たち責任のある立場の人たちが考えないと地球はもたない」と挨拶がありました。

続いて、C40議長のカナダ・トロント市長デビッドミラー氏の挨拶があり、IPCC適応作業部会、マーティンパリー氏の基調講演が始まりました。

講演やシンポジウムのおおきな流れは、IPCC第四次評価報告書に基づく内容で、地球温暖化がもうすでに、「自分ごと」であること、既にこのリスクを最低限にするためのGHGを削減して行かなくてはならないこと、という感じです。

ショッキングだったのは、バングラデッシュのディジェンドラ・ラル・マリック氏のプレゼンテーションで、バングラデッシュでは既に気候難民が数百万人、都市に流入していること、
貧しい人が最も影響を受ける、という資料には、「脆弱性=リスク×危険/能力」というお話です。
能力とは、インテリジェンスとも富裕度とも読み替えられます。
「気候変動で"死ぬ"確立は、貧しい人(低知識の人)ほど高い」ということです。

先進国や、近代的な都市生活を享受している我々のツケが、他国の貧しい人の命を奪っていると思うと、気持ちも新たに、自分の生き様、会社での活動、NPOでの活動、色々なところで少しでも影響が少なくとどまる様、改めて行動を引き締めていく気持ちにさせられました。


封筒内に異物があると思ったら、都知事はもちろん東京オリンピック招聘のPRに抜かりがありませんでした。


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このページは、green plusが2008年10月22日 13:17に書いたブログ記事です。

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