間伐量4割増を計画

政府は、来年度から15年間の森林整備の目標である全国森林計画を決めた。
kanbatu-thumb-200x149-thumb-200x149-thumb-200x149.jpgGHGの削減につながる森林整備のための間伐量を、現行の計画より約4割増やす。
間伐量の増加は、人工林の育成や資源の活用につながり、国産木材を利用した製品の拡大につなげたい考え。

間伐量は4億500万m3で、現行計画よりも36%増えた。
間伐による人工林の育成で、計画期末の森林蓄積は1ヘクタール辺り208m3と現況よりも約17.5%増やす事を目標とする。
間伐による整備は森林のCO2吸収量が増えるため、京都議定書の目標達成に有効とされている。


「現行より4割増やす」という発表だが、日本の森林面積が2512万ヘクタール、人工林が1140万ヘクタール。年間35万ヘクタールしか間伐をしていないので、4割増しても49万ヘクタール。つまり「1140万のうちの14万ヘクタール間伐を増やします」というから人工林全体の1.5%も増えていない。

このペースで大丈夫とはおもえないのに、予算配分など、政治的なイロイロがあるんだろうな、と思います。

【ソトコト】(2008年4月号)
http://canpan.info/open/news/0000002805/news_detail.html

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このページは、green plusが2008年10月23日 13:28に書いたブログ記事です。

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