世界最大の集光型太陽熱発電がアブダビに完成

シャムス1.jpg 太陽光を集めた熱を利用する集光型太陽熱発電として世界最大級の発電所がアラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビ近郊に完成し、17日、ハリファ大統領らが出席して開所式典が行われました。【写真:アラブ首長国連邦の首都アブダビ近郊に完成した「シャムス1」  京都新聞】

 発電所名は「シャムス(アラビア語で太陽)1」。出力100メガワットで、約2万戸分の電力をまかなえます。CO2排出の大幅抑制につながることが期待できます。

 世界の太陽光発電所の多くは光起電力技術のものですが、「シャムス1」は放物面鏡で太陽光を集める方式を用いており、サッカーコート285面分に相当する敷地に集めた太陽光で、鏡の前に設置したパイプの油を熱してタービンを回す仕組みです。年間でCO2を17万5000トン(車両1万5000台分の排出ガスに 相当)が削減できるといいます。総工費は約6億ドル(約570億円)。

 UAEは世界有数の原油輸出国ですが、アブダビ首長国は石油枯渇時代をにらんで代替エネルギー開発に積極的です。2020年までに電力需要の7%を再生可能エネルギーで賄う計画を掲げています。

(京都新聞) (日本経済新聞) (AFPBB News)


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このページは、green plusが2013年3月18日 21:19に書いたブログ記事です。

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