
発電所名は「シャムス(アラビア語で太陽)1」。出力100メガワットで、約2万戸分の電力をまかなえます。CO2排出の大幅抑制につながることが期待できます。
世界の太陽光発電所の多くは光起電力技術のものですが、「シャムス1」は放物面鏡で太陽光を集める方式を用いており、サッカーコート285面分に相当する敷地に集めた太陽光で、鏡の前に設置したパイプの油を熱してタービンを回す仕組みです。年間でCO2を17万5000トン(車両1万5000台分の排出ガスに 相当)が削減できるといいます。総工費は約6億ドル(約570億円)。
UAEは世界有数の原油輸出国ですが、アブダビ首長国は石油枯渇時代をにらんで代替エネルギー開発に積極的です。2020年までに電力需要の7%を再生可能エネルギーで賄う計画を掲げています。
(京都新聞) (日本経済新聞) (AFPBB News)