
米国東部に生息する周期ゼミの遺伝子解析で分かりました。チームは、生物が気候変動にどう対応していくかの手掛かりになるとしています。
チームは、1978年から30年間で収集された周期ゼミの遺伝子を解析しました。
すると、13年ゼミに最初に分化したのは、約50万年前の温暖な気候の間氷期とみられることが判明。13年と17年に分化したのは、最後の氷河期のピークだった約2万年前以降と推定されました。
昆虫は気温が下がると成長が遅くなり、種の存続が難しくなるため、チームは、セミが氷河期に直面した際、成長期間を17年に延ばす進化により、適応したとみています。
現在は米東部の中で、17年ゼミが主に北部、13年ゼミが主に南部に生息していることから、17年ゼミは寒冷な気候に適応したとみられます。
(東京新聞) (日本経済新聞)
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