海洋研究開発機構(神奈川県横須賀市)などのチームが11日付の国際学術誌に、ロシアの東シベリアで地下にある永久凍土の融解が進み、その影響で地表のカラマツが枯れて森林が減少しているとの研究結果を発表しました。
【写真:ロシア・ヤクーツクで茶色に変色したカラマツ林(海洋研究開発機構提供)】
北極海周辺が温暖化して凍土が解けているとみられ、土壌に含まれる水が増え、根の生育環境が悪化するとのこと。森林減少によって、さらに温暖化を加速させる恐れがあり警戒が必要といいます。
チームは東シベリアのヤクーツク周辺で、50メートル四方のカラマツ林を追跡調査。2006~11年の間に約15%のカラマツが枯れたことを確認しました。
(47NEWS)
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