3月から富山県の高岡市内で、液化石油ガス(LPG)を燃料とする発電機が付いた国内初の電気バス「エコバス」を運行させ、環境への負荷軽減効果を調べる実証実験が始まります。同市の加越能バスが23日、JR高岡駅前で、実験に使う車両を公開しました。【写真:公開された液化石油ガスを燃料とする発電機が付いた電気バス「エコバス」 四国新聞】
温室効果ガス25%削減を目標にする環境省の事業「チャレンジ25地域づくり」の一環。東京都の都市計画コンサルタント会社と共同で運行し、将来は地方都市へのエコバス普及を目指します。
バスはバッテリーの電圧が一定値まで下がると発電機が作動して充電し、走行距離を延ばす仕組み。ディーゼルバス並みの距離を継続走行でき、CO2削減が期待できるといいます。
実験は来年3月末までで、JR高岡駅と北陸新幹線新高岡駅の建設予定地を結ぶ路線などで1台が運行。1日約100キロの走行データからCO2の削減効果や採算性、波及効果などを検証するとのこと。