
春から初夏にかけて北半球の高緯度地域の陸地で雪に覆われている場所の面積が、予測を上回る10年で20%という速いペースで縮小していることが、明らかになりました。カナダ環境省のチームによる人工衛星データの解析によるものです。チームは「特に過去5年間の減少傾向が目立っている」としています。【2009年11月の人工衛星画像。白い部分が雪に覆われた場所(NASA提供)】
北緯60度以北の調査で判明。この地域の年間平均気温の上昇が影響しているといいます。
チームによると、この地域の年間平均気温は10年間で0.3?0.5度のペースで高くなっており、これが雪に覆われた面積の減少の原因と考えられるという。
太陽光の反射率が高い積雪面が減ると、地表で吸収される熱が増え、温暖化が加速する恐れがあり、チームは「生態系や人間生活に大きな影響を与える可能性がある」と警告しています。
(47NEWS) (日本経済新聞)
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