続く第2期の50メガワット工事では、金風科技の2.5メガワット発電機20台を採用し、4カ月の建設期間を経て今回の全面稼働に至っています。
建設を手がけた龍源電力は、同プロジェクトと10年9月に稼働した32メガワット規模の試験風力発電所を加えた総容量182メガワットの海上風力発電所を同県に完成させたことになり、中国海上風力発電開発の中で、主導的地位を維持しました。
今回の稼働による年間送電量は3億7500万キロワット時、利用可能時間数は2500時間を超えます。電気料金は0.778元/kW時で、高い経済効果が見込めます。また、通常の火力発電所に比べエネルギー消費量が標準石炭換算で年間約11万トン、CO2排出量は24万7000トン削減されるため、社会・環境保護に顕著な効果が期待できるとみられています。
同社の賈楠松董事会秘書は今回のプロジェクトについて、「海上風力発電所の建設分野における国内技術が試されるとともに、今後の風力発電分野における大規模開発に向けた貴重な経験になる」と話しています。
近年、中国は海上風力発電を積極的に推進しており、15年までに500万キロワット、20年までに3000万キロワット規模の建設目標を掲げています。(Sankei Biz) (人民網日本語版)
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