
【写真:鮎川油ガス田から採取された原油「シェールオイル」(遠心分離したもの) 東京新聞】
原油の成分を詳しく分析し、2013年度にも新たな油井を掘って試掘を本格化するとのこと。
シェールオイルは、シェール層と呼ばれる地中深くの岩盤に含まれます。北米で既に本格的な生産が始まっていますが、日本では採算性の問題もあって着手されていませんでした。
同社は深さ約1800メートルにある岩盤に塩酸などをポンプで送り込み、原油が出る隙間をふさぐ石灰岩などを溶かす作業を実施。3日朝に油井から採取した液体を遠心分離器で分析し、原油が確認されました。
シェールオイルは、シェール層と呼ばれる地中深くの岩盤に含まれます。北米で既に本格的な生産が始まっていますが、日本では採算性の問題もあって着手されていませんでした。
同社は深さ約1800メートルにある岩盤に塩酸などをポンプで送り込み、原油が出る隙間をふさぐ石灰岩などを溶かす作業を実施。3日朝に油井から採取した液体を遠心分離器で分析し、原油が確認されました。
鮎川油ガス田周辺のシェールオイル埋蔵量は約500万バレルと推定されています。これは国内で消費される石油のわずか1日半の量に値します。シェールオイルが豊富とみられる秋田県全体でも想定埋蔵量は1億バレルで約30日分。現状では決して多くはありませんが、シェールオイルの含まれる地層は広範囲に分布しており、「さらに周辺地域に埋蔵されている可能性は高い」(経済産業省幹部)としており、今後、開発規模の拡大が期待されています。
同社は、既存の油ガス田を利用することで開発コストの低減を図るものの、実際に事業化して採算がとれるかは不透明。「今後、原油を採取できる量やスピードなどを確認し、研究を進めたい」(広報IR部)としています。
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