天然ガスはディーゼル燃料に比べ炭素含有量が低いため、天然ガスを使う機関車のCO2排出量はかなり少なくなります。アルバータ州のエドモントンの北からオイルサンド産地への入り口に当たるフォートマクマレーまで約480キロの区間で試験を行っており、実用性、採算性などが実証されれば、鉄道によるCO2排出をかなり減らせるようになるとしています。
カナディアン・ナショナル鉄道では米エレクトロ・モーティブ・ディーゼル社のSD40‐2型機関車(3000馬力) のエンジンを、米ワシントン州タコマのエナジー・コンバージョンズ社の変換キットを使って天然ガスで走るように改良。天然ガス9割、ディーゼル1割の混合燃料で走るようにしました。機関車は特別製の燃料タンク車とペアになっています。燃料積み込みと保守管理はエドモントンで行っているとのこと。
エナジー・コンバージョンズ社は、混合燃料機関車はCO2の排出量を3割、窒素酸化物の排出量を7割削減するとしています。
(時事通信)
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