三菱重工 米と共同で大規模CO2貯留の実証実験を開始

CCSプラント 三菱重工.jpg 三菱重工業は今月14日、米電力大手のサザンカンパニーと共同で進める石炭火力発電所に併設した二酸化炭素回収・貯留 (CCS)プラントの実証試験で、回収したCO2の地下注入を開始したと発表しました。【写真:アラバマ州でCO2貯留を開始したCCSプラント  電気新聞】

 このプラントの1日当たりの処理量は500トンで、これほどの規模でCO2貯留が行われるのは世界初となります。 回収されたCO2は、サザンカンパニーのバリー火力発電所(アラバマ州)から約19キロメートル西方にある 「シトロネル・ドーム」 の地下3千~3400メートルの帯水層に貯留されます。

 今回のCO2貯留は、米エネルギー省(DOE)の温室効果ガス対策プロジェクトの一環で、アラバマ州政府からの許可を受けて開始し、徐々にCO2供給量を拡大しました。 三菱重工はプロジェクトの中で、CO2回収・圧縮に関する基本計画からエンジニアリング、主要機器の供給、実証運転時の技術サポートまでを担当しています。

 三菱重工は、今回のCO2回収・貯留実証試験への参画を通じて、商用規模でも高い信頼性と経済性を発揮できることを世界に示し、石炭焚き排ガスからのCO2回収技術の商用化実現へとつなげていくとしています。
(電気新聞) (ecoolプレスリリース)

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このページは、green plusが2012年9月18日 23:46に書いたブログ記事です。

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