全日空、南三陸町で森づくり開始、間伐材製品作りで雇用創出も支援

 全日空は、被災地の宮城県南三陸町で、「ANAこころの森」という、森林づくりの取り組みを始めます。森林を適切に間伐して、豊かな森をつくるとのこと。併せて、森林保全で生じる間伐材を使った製品作りを通して、地元の雇用の創出も支援するそうです。

 震災後、全日空は、同町の避難所で「ANAこころの湯プロジェクト」と呼ぶ給湯活動を展開しました。その縁で今回、同町森林組合の協力を受け、グループ社員がボランティアで参加し、森林保全を実施するとのこと。森はCO2の吸収に加え、雨を保水しフィルターとなって豊かな海づくりにもつながる、と考えたそうです。

 活動で発生する間伐材は、間伐材を活用した販売促進グッズ・ノベルティーの製品企画・製造・販売を手掛けるフロンティアジャパン(東京都江東区)の南三陸町の工場で製品にして雇用を生み出します。全日空は自社のノベルティーグッズや町民に贈る商品の製作を依頼しました。

 全日空グループは2004年度から、就航している国内の空港周辺で「私の青空 森づくり」の名で緑化活動を展開してきました。今回の活動は、これとは別に、2012年度に始まった新たな中長期環境計画「ANA FLY ECO 2020」で示した「地域・社会に新たな価値を提供できる森づくり」を具体化したもの。

 7月26日には南三陸町役場で「ANAこころの森」発足の調印式と見学会、フロンティアジャパン南三陸町工場の見学会がおこなわれます。

(EICネット) (Travel Vision)


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このページは、green plusが2012年7月19日 20:50に書いたブログ記事です。

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