本研究開発は、国土交通省の「船舶からのCO2削減技術開発支援事業」の補助対象事業として採択されると同時に、一般財団法人日本海事協会の「国際海運における温室効果ガス削減技術に関する研究開発」の共同研究テーマとしての支援も受けています。
パナソニックグループ エナジー社は、HIT(R)太陽電池(160kW)とリチウムイオン電池(約2.2MWh※1)とを組み合わせたシステムを納入しました。従来から船舶に搭載されているディーゼル発電機とのハイブリッドで電力供給を行ない、船舶全体から排出されるCO2を削減する技術の確立を目指しています。HIT(R) 太陽電池で創られ、リチウムイオン電池に蓄えられた電力は、主に停泊中に使用され、停泊中ディーゼル発電機を停止することで、港内での環境負荷/CO2排出量削減に寄与することが期待されます。なお、重量物であるリチウムイオン電池は船底に搭載し、固定バラスト※2とすることで自動車載貨台数に影響を与えることがない設計となっているとのこと。
※1 実力値
※2 船体の安定を保つために船底やタンクに積むおもり。通常、商船では海水を用いる
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