名古屋大学は29日、太陽光発電システムで電動アシスト自転車を充電し、東山キャンパス(名古屋市千種区)構内で共同利用する実証実験を6月から始めると発表しました。同キャンパスは高低差が大きく、バイクや自動車の利用者が多いです。CO2の発生量の少ない移動システムの可能性を探ります。
名古屋大大学院環境学研究科の森川高行教授らが実施。文部科学省の助成を受け、約4000万円を投じて東山キャンパスに充電施設を3カ所新設し、電動アシスト自転車を10台ずつ配置しました。自転車の貸し出しと返却は24時間可能。1回2時間まで利用できるそう。
教職員の希望者約500人に鍵代わりとなるICカードを配布し、私物のスマートフォン(高機能携帯電話)に専用ソフトを組み込んでもらいます。 自転車を借りて移動すると、スマホの全地球測位システム(GPS)機能で位置情報を把握。移動データをもとにバイクや自動車を使った場合のCO2発生量を推定し、CO2削減効果を把握します。
実験は2014年3月まで。13年4月から鶴舞キャンパス(名古屋市昭和区)にも拡大し、キャンパス間の移動についても自転車利用によるCO2削減効果を調べるとのこと。
(日本経済新聞)
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