カンブリア州ウォルニー島付近に設置されたこのウインドファームは、102基のタービンを備え、32万世帯分の発電能力を持ちます。付近では他に60基のター ビンが稼働しており、今後も新設が計画されているとのこと。
このウインドファームは年金基金や株式ファンドから建設資金を調達した点でも画期的で、機関投資家がこの種の投資に意欲を持つことの証明にもなっています。同大臣は、この施設が洋上風力発電における最大の投資先になったのも、「イギリスには、豊かな自然資源に加え、研究基盤と工学技術の長い伝統があったからこそ」として今回の稼働を喜ぶとともに、イギリス政府が引き続きこの分野の強化に取り組み、技術革新と雇用創出を進めるとしています。
風力発電メーカー大手のシーメンス、ガメサ、ベスタスの各社はイギリスに製造工場建設を計画しており、イギリスの洋上風力発電産業の雇用は10年以内に7万人に達すると予想されています。
(EICネット)
英国では最年長の原発の稼働停止が先日ニュースになりました。エネルギービジネスも、供給事業者(利害調整と投資資金集め)と、施設の設置地域(環境補償請求と雇用拡大)と、恩恵に預かる住民(費用負担)の合意形成を伴わないと進まないのは、ヨーロッパの民主的なところですね。
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