NECは、同社が提供するPCの消費電力削減を支援する「エネパルPC」サービスを社内の約2万4000台のPCに適用したと発表しました。消費電力を平均20%削減し、CO2の排出を年間365トン(杉の木で約2万6000本相当)削減できる見込みとのこと。
エネパルPCは、PCの部品の使用率やマウスなどの入力状況、ユーザーの使用パターンなどをデータベース化して将来予測を行い、ユーザーに応じた節電設定を自動的に行います。部門などの単位でCO2などの削減目標を設定することで、月次や年次に応じた進捗確認ができます。
NECでは2010年6月からまず府中事業場でエネパルPCの自社導入を進め、システム監視用やコールセンター用など同サービスの導入が業務上困難なPCを除く、デスクトップPCへの導入を完了したとのことです。
塵も積もればなんとやらで、大企業で24,000台ものPCが稼動していると、年間で365トンもの削減が可能なんですね。1台換算しても年間で1.5トンの削減になりますが、省電力化が進んだPCでも、ユーザーの使用パターンを学習して、これだけのCO2削減が実現できるとは、素晴らしいテクノロジーですね。
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