東京都/荷主、営業トラックのCO2削減対策に新提案

 東京都は12月9日、都内の運送事業者・荷主企業・都民が協力し、都内の自動車からのCO2排出量を削減する仕組みを提案しました。

 1台1台のトラックを実走行燃費で評価し、39の区分ごとに設けたベンチマーク(世界初)でトラックを評価します。また、運送事業者からの申請による任意評価制度を2012年度試行、2013年度に実施します。

 トラックの評価を集計し、運送会社単位でAからDの4ランクで評価して公表します。荷主がグリーン購入活動として、一定の評価を得た運送事業者を選ぶ仕組みです。

 「グリーン購入ネットワーク」の協力を得ながら、2013年度から2014年度の開始を目指して検討しています。新たな仕組みの構築には、運送事業者のCO2削減努力を定量的に評価できる指標ができるかが重要としています。

 なお、この評価の仕組み作りにおいて、東京都は、「東京都トラック協会」の協力を得て、個々のトラックの走行距離と給油量について、1か月ごとに集計した合計35万台分のデータを集めました。このデータ量は世界最大規模のものであり、都だけが保有する貴重な運行データとなっています。

 このデータ分析により、トラックを「車種」、「燃料種別」、「車両総重量」の別で39の区分に分類し、区分ごとに燃費(キロメートル/リットル)を使って、CO2削減努力を定量的に評価することが可能なベンチマーク案を作成しました。

 実走行時のCO2排出量評価が重量車で可能になったのは、世界初です。これらの制度構築では日本全国の主だった企業や自治体が加盟している「グリーン購入ネットワーク」の協力を得ながら検討を進める、としています。

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CO2削減に効果ある取り組みと思います。グリーン購入の仕組みを活用して同様の取り組みが全国に広がる事を期待します。

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このページは、green plusが2011年12月15日 10:27に書いたブログ記事です。

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