間伐などによる森林除染の実証試験を計画していた福島県は19日までに、計画的避難区域の川俣町山木屋地区の山林で作業を開始しました。年内に試験を終え、データを山林除染の手法の確立に生かすとのこと。
樹木の伐採や下草刈り、落ち葉払いを試験的に行い、放射線量の低減効果や効果的な手法を探るのが目的。郡山市の県林業研究センターが実施しています。
試験箇所は山木屋地区の広葉樹林と針葉樹林の計2地点。間伐の試験では一定の区域を設定し、樹木の3~5割、全量伐採と段階的に進め、線量がどの程度下がるかを調べます。
国が8月に示した「除染に関する緊急実施方針」には山林全体の除染については示されておらず、独自に手法を研究するそうです。
(福島民報)
環境ブログランキングに参加しています。よろしければクリックご協力お願いします。