LNG燃料船を開発 重油から転換、CO2を25%削減

bsc1108311736013-p1.jpg IHIの造船子会社IHIマリンユナイテッドは31日、LNG(液化天然ガス)を燃料とする大型コンテナ船の基本設計を完了したと発表しました。
 重油を燃料とする従来船よりも、CO2排出量を20~25%削減できるといいます。窒素酸化物(NOx)を約80%、硫黄酸化物(SOx)はほぼ100%削減できます。2015,2016年にかけNOx、SOx規制が世界的に強化されることから、先行して開発しました。

 現在、LNG燃料船はLNG燃料の供給基地が少ないことから、ほとんど運航していませんが、今後は北欧、東南アジアを中心に供給基地が整備される見通しで、需要の拡大が見込まれています。IHIでは、LNG燃料化を進めるほか、他社にもLNG燃料船用のエンジンや燃料タンクを売り込む予定です。

Sankei Biz

 国内の造船業界は歴史的な円高で、中国や韓国のメーカーとの競争が厳しさを増しており、造船各社の生き残りをかけた技術競争が本格化しています。

環境ブログランキングに参加しています。よろしければクリックご協力お願いします。

環境ブログへ

 

 

 

トラックバックURL: http://eicnet.sakura.ne.jp/mt5/mt-tb.cgi/1114

このブログ記事について

このページは、green plusが2011年8月31日 21:56に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「愛媛県東温市:CO2排出権取引開始 太陽光発電とバイオ燃料で」です。

次のブログ記事は「電力の半分が太陽エネ利用IEA、今後50年以内見通し」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

環境ブログ

環境ブログランキングに参加しています。よろしければクリックご協力お願いします。


Creative Commons License
このブログはクリエイティブ・コモンズでライセンスされています。