環境省、カーボンニュートラル認証制度を来月創設

 環境省は事業活動に伴うCO2排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」に取り組む企業を認証する制度を8月に創設します。

 同省の「お墨付き」であることを示す認証ラベルを作成し、認証された企業が名刺などにこのラベルを貼ることで温暖化対策における先進性をPRきるようにします。まず試行事業として3社程度の取り組みを選定、審査します。今年度内にはカーボンニュートラル認証の第1号案件が生まれる見通しです。
 現在、認証制度の基準案を公開しており19日まで意見公募(パブリックコメント)を受け付けます。8月に基準を確定し、直ちに試行事業の参加企業を募集する予定です。
 カーボンニュートラルは、自らの力では削減し切れないCO2排出量をほかの場所のCO2削減・吸収量で相殺するカーボンオフセットをさらに1歩進めた取り組みとなります。

日刊工業新聞

 カーボンニュートラルは、対象範囲のCO2排出量について、自ら削減努力をし、削減しきれなかった分は他の場所で削減プロジェクトを行い相殺する、又はクレジットを購入して相殺することでCO2排出量を実質ゼロにするというもので、低炭素社会への貢献度が高い取り組みだと思いますが、取り組みをより浸透させるためにも、税制面での優遇や、一部の公共事業受注資格にするなど何らかのインセンティブも欲しいところですね。

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このページは、green plusが2011年7月14日 18:09に書いたブログ記事です。

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