環境省は3日、地球温暖化に対して自治体がどのような対策を取るべきかを示した指針案をまとめました。近く、各自治体に通知するそうです。
指針案では、災害や住民の健康といった分野ごとの具体策とともに、温暖化関連でも熱中症対策として、屋外で体調不良になった人が一時避難できる「熱中症防止シェルター」を作ることなどが盛り込まれました。熱中症の予測情報を電子メールなどで送り学校や高齢者施設に注意を呼びかける「熱中症警報システム」の整備や熱中症への理解を深めるための「熱中症予防条例」の制定なども示されたようです。
ほかに、水不足対策で下水を浄化した「再生水」をトイレや風呂などに利用する研究の奨励や、高温でも育つ農作物の開発なども示しています。同省は、21世紀末までに、最高気温が35度以上の「猛暑日」が、現在より最大で年間約20日増えるなどと予測しており「指針を活用し、温暖化に対応できる町づくりを進めてほしい」(担当者)としています。
環境問題対策は、"何か影響が見られるからそのために手を打とう"と受け身のような対応策のみに頼ることがないように事前の対策充実も大切ではないかなと思います。また、今起こってしまっている事象に私たちがどう対応していったら良いのか考えることも私たちにとって1つの課題であると思います。
<読売新聞>
環境ブログランキングに参加しています。よろしければクリックご協力お願いします。