気象庁のデータに基づき、1900年から10年単位で、国内の平均降水量が最大の年と最小の年の差をみると、60年代までは約250ミリから約580ミリで、平均は約410ミリとなっています。これに対し、70年代から2000年代までは約410ミリから約770ミリで、平均は約620ミリと、変動幅が約1.5倍に拡大しました。
このため白書は、一般家庭で雨水をトイレ用として利用したり、既存ダムの貯水量を増やすための改修工事を行ったりして「水を大切に使う社会」への転換を訴えています。
将来、水を取り合う争いが起こってもおかしくないと言われる中このようなデータが開示され、より危機感を持ちました。この結果より、"「水を大切に使う社会」への転換"の具体的な提示が示されると良いなと思います。予想が難しい天気に左右されるであろう雨水の活用などは、一般家庭で簡単に取り組めるような仕組みがあれば新しいユニークな取り組みとして「チャレンジ25」の中に取り入れて欲しいなとも思いました。
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