「クライメートゲート事件」レビュー結果

 英国イーストアングリア大学(UEA)に設置された独立レビュー組織により、7日、昨年11月に同大学の気候研究ユニット(CRU)から流出した電子メールから生じた問題に関するレビュー結果をまとめた報告 書が公表されました。
 クライメートゲート事件とは、2009年の11月にイギリスにあるイースト・アングリア大学(UEA)の気候研究ユニット(CRU:Climate Research Unit)が、ハッカーによる攻撃を受け、地球温暖化の研究に関連した電子メールと文書が公開されたことによって発生した一連の事件です。

 地球温暖化の原因をCO2などの温室効果ガスとするIPCCの報告書については、肯定派・懐疑派が存在します。この事件では、1000通以上のメールと3000以上の文書が断片的に流出し、これが地球温暖化を人為だとするための国際陰謀の証拠として話題になりました。


レビュー結果の詳しい内容については、
環境省


 2010年3月、英国下院議会は「CRUの科学研究に不正は認められない」という調査報告書を発表しましたが、今回はその一段落したかと思っていた内容が、最終的に裏付けられたカタチです。再三に渡る慎重な調査報告と、日本の環境省がこの発表をするなど、改めて地球温暖化問題は国際的な大きな取り組みであることを実感しました。

 懐疑論もあるのが健全だと思いますが、地球温暖化に全く人為が関与していなかったにしても、この問題に取り組むことは、将来の世代や地球上の他の生物にとっても意義のあることだと思います。


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このページは、green plusが2010年7月13日 09:35に書いたブログ記事です。

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